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無表情の宇野くんA

第51章 プールとホテル。

遊園地近くのホテルはどこも混み混みで、私たちは三十分ほど離れた小さな汚いホテルに泊まりました。


部屋数がたったの二部屋しかなく、しかもその内の一部屋はすでに埋まっていて、私たちは一つの部屋に雑魚寝することになった。


宇野くんの理性が持つかが心配だ。


まあ、さっきの話を聞いたばかりなので、そんなことをしたらさすがに最低なやつだと思うけど。


さておき。


五味さんと私が隣に、その足先に宇野くんと大毛さんが寝ることになったのだが、二人は明らかに部屋の隅で体育座りをして離れなかった。


自販機。間違えた思春期。

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