ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第9章 1人の夜の帰り道には、キケンは付き物です!
「いえ、僕は大丈夫ですが………あれ?」
「すみませんでした、ホントに………あっ」
一歩ほど距離を空け、お互いの顔を見合わせた時、それが知らない相手同士ではない事に気が付いた。
「あの、おかず屋さんの…」
「お客さま!?」
相手の男性が私の顔を知ってる通り、ぶつかったその人はうちの“デリカ popo”の常連さんだったのだ。
毎晩残業上がりで「ここで惣菜選んでる時がホッとする」って言ってくれた人なんだけど、最近はずっと顔を見せなかったなぁ。
うちの惣菜に飽きて他の店に行ってるんじゃないかとか、過労死したんじゃないかとか。
ついさっき厨房で噂したかと思ったら、まさかこんな所で会えちゃうなんてね。
て言うか、ちゃんと普通に生きてますよ、小山さん!!
勝手にお客さんを殺さないで下さーいっ
「すみませんでした、ホントに………あっ」
一歩ほど距離を空け、お互いの顔を見合わせた時、それが知らない相手同士ではない事に気が付いた。
「あの、おかず屋さんの…」
「お客さま!?」
相手の男性が私の顔を知ってる通り、ぶつかったその人はうちの“デリカ popo”の常連さんだったのだ。
毎晩残業上がりで「ここで惣菜選んでる時がホッとする」って言ってくれた人なんだけど、最近はずっと顔を見せなかったなぁ。
うちの惣菜に飽きて他の店に行ってるんじゃないかとか、過労死したんじゃないかとか。
ついさっき厨房で噂したかと思ったら、まさかこんな所で会えちゃうなんてね。
て言うか、ちゃんと普通に生きてますよ、小山さん!!
勝手にお客さんを殺さないで下さーいっ