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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第32章 あれから7年、経ちました…!(オマケ)

「…………はぁ…」



…とは言え。

私の胸の感触に喜んでいる慎吾くんをよそに、なぜかそこで甘い声ではなく、ため息みたいな声が漏れてしまった。


別にそんな慎吾くんが嫌いになったとか、そんなんじゃあない。




「……………ひな?
ごめん、俺イヤな事した?」


そんな私のため息は慎吾くんの耳にも届いていたようで、不安になったような表情で顔を上げてきた。



「えっ、違うよぉ!
そんなんじゃなくて…っ」


「そんなんじゃなくて?」



あわわっ
すっかり不安にさせちゃった慎吾くんに、何だか罪悪感を感じてしまう。


確かに大人っぽい抱かれ方はされないんだけど、別に慎吾くんみたいなじゃれあうようなエッチも嫌いじゃないよ。


だけどね、さっきのお母さんになっちゃった夢を見て思ったの。


実際に赤ちゃんが生まれても…慎吾くんが増えちゃうみたいな感じだろうなぁって、ね。

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