テキストサイズ

ホントノ私ハ、此処ニイル

第3章 第3話


「ほら、見せてごらん?」

 恥ずかしそうに首を横に振った妻だったが、体は勝手に抑えきれない欲望を満たそうとするようで、これからロープが滑り込むべきその場所を、自分の指で刺激し始めた。


「触って良いって誰が言った?」

 僕の言葉に反射的に手を隠した妻。

「ごめんなさい……」

 消え入るような声で僕に許しを請う妻は、呼吸も荒くなり、頬もかなり紅潮している。


「悪い子にはお仕置きだよ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ