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天気師の少年

第1章 ホームレス始めます

そう思って犯罪を思い止まっているということは自分の中にまだ良心が残っているのだと思う。

心の中で天使と悪魔が戦い、風海は天使と悪魔の間で押し潰されそうになって必死にもがいていた。

ダメだ、もうガマンの限界だ、犯罪を犯す。いや、女も犯す。あんな無防備な格好をしている方が悪いんだ。おっぱいも尻もアソコも触りまくってやりたい。

たまらずに風海は男子トイレのウンコ部屋に駆け込んだ。男子トイレの個室はウンコ部屋と呼ばれ、学校に行っている時はウンコウンコとイジられるのがイヤで個室に入るのは勇気の要ることだった。

しかしここは都会。知っている人は誰もいない。見知らぬ人がウンコ部屋に入ったところで誰も気にもしないであろう。それが都会というものだ。

ウンコ部屋に入るとトランクスとズボンを一緒に降ろすとギンギンになったイチモツが勢いよく飛び出した。
便座に腰を降ろしてイチモツを刺激する。

サセ子のヤツ結構いいおっぱいしてたな。裸だけは見ておけばよかったかな。いや、どうせならヤラせてもらえばよかったかな・・

「うっ、ううっ」

そんなことを考えながらイチモツをシゴくとほんのミコスリで大量の欲望をぶちまけた。

「は、はあはあっ。何をやってんだボクは・・」

あれだけオカズに使いたくはなかったサセ子でついにヌイてしまった。カネでいろんな男に抱かれるような汚い女を妄想してこんなにいっぱい出してしまうとは・・

風海はトイレットペーパーで後処理をしながら情けなく惨めな気持ちになっていた。

トイレを出て街を歩く。
都会の街というのは誘惑が多い。いかがわしい店がいっぱいある。
行ってみたくもなるが、やはりそんな店でカネねためな男といかがわしいことをする女は汚いからイヤだ。

でも、可愛い女のコが呼び込みなんかしているとつい行ってみたくなる。
そんな気持ちを振り払うように風海はブンブンと頭を振る。

ちょっとぐらい可愛いからってサセ子はダメでこの風俗嬢ならいいという理由にはならない。
サセ子だってこの風俗嬢に負けないぐらい可愛い。いや、サセ子の方が可愛いかも知れない。

いつの間にかサセ子の肩を持っている自分が不思議になった。さっきサセ子でヌイたからなんだろうと風海は直感的に思った。

例えオカズにしただけであっても射精をした女のコのことは嫌いにはなれない。それが男というものだ。

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