ヌードモデルとアンドロメダ伝説
第3章 アンドロメダを描く
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せっかくのお尻だけど、ボツ。
やはり最初の構想に決まった。
裸体スケッチの修正も終わり、鎖がほどかれると、
私は別室に戻り、下着なしで衣装をまとった。
衣装は純白のローブで清楚そのものだった。
ちょっといい気分だったけど、アトリエに戻って手首を縛られると、一気に緊張した。
しかも、今度は少し痛いくらいの本格的な縛りで、ギリギリでつまさきがつかない高さにされた。
ポーズはさっきまでの裸体スケッチとほとんど変わりはないが、左脚の腿から下は露出させられ、ローブの胸元は開けられ、控えめに乳首が覗いていた。
恐怖と絶望にゆがむ顔を、と川村さんが指示したが、いま受けている拷問の苦痛をそのまま顔に出しただけで、OKがもらえた。
川村さんは描くのが速く、苦痛の時間は5分ほどで終わった。顔を描き終えたのだ。
つまさきがつくほどに降ろされて、鎖がゆるめられ、リラックスした体を描いていく。
乳首と脚も描くんだよね──そんなことを恥ずかしるようならヌードモデル失格だが、意識した時点で負けているのかもしれない。
こうして、さらに30分ほどで私は解放された。
せっかくのお尻だけど、ボツ。
やはり最初の構想に決まった。
裸体スケッチの修正も終わり、鎖がほどかれると、
私は別室に戻り、下着なしで衣装をまとった。
衣装は純白のローブで清楚そのものだった。
ちょっといい気分だったけど、アトリエに戻って手首を縛られると、一気に緊張した。
しかも、今度は少し痛いくらいの本格的な縛りで、ギリギリでつまさきがつかない高さにされた。
ポーズはさっきまでの裸体スケッチとほとんど変わりはないが、左脚の腿から下は露出させられ、ローブの胸元は開けられ、控えめに乳首が覗いていた。
恐怖と絶望にゆがむ顔を、と川村さんが指示したが、いま受けている拷問の苦痛をそのまま顔に出しただけで、OKがもらえた。
川村さんは描くのが速く、苦痛の時間は5分ほどで終わった。顔を描き終えたのだ。
つまさきがつくほどに降ろされて、鎖がゆるめられ、リラックスした体を描いていく。
乳首と脚も描くんだよね──そんなことを恥ずかしるようならヌードモデル失格だが、意識した時点で負けているのかもしれない。
こうして、さらに30分ほどで私は解放された。