
君と僕の世界(嵐)
第2章 お忍びハワイ旅行
翔「3人は何も悪くない。何度も言うけど、今こうやってかずの隣に入れるのも、5人で仲良く笑えるのも全部、3人のおかげなんだ。…俺はそう思ってる。」
翔「だからほんとに、ほんとに…っありがとう…。感謝してもし切れないし、これからもずっと3人には頭が上がらない思いだよ。そしてほんとに…っごめん…っ」
和也「俺からも…っ!いっぱい迷惑かけてほんと、すみませんでした…っ!たくさんたくさん…っありがとう…っ!」
俺たちはおでこに穴でも空くんじゃないかってくらい、力をこめて頭を下げた。
この思いを3人に伝えたい…その一心だったんだ。
潤 雅紀 智「…。」
潤 雅紀 智「…ぷぷっ」
和也 翔「…え?」
翔「なにわら…っいってぇ!!!」
その途端、翔ちゃんの叫ぶような声と同時にバシッ!と豪快な音が聞こえた。まるでバレー選手でもいるんじゃないかってくらい。
潤「ははは!んだよ!やっぱやめよーぜ!こういうの!」
雅紀「合わない合わない、ほーんと合わない。何してんのよふたりでさあ!」
智「せっかくのハワイだよ。ごめんとかさ、やめよーよ。もう気にしてないからさ。」
顔を上げると3人は目を細めて笑っていて
その勢いで俺たちの頭をクシャクシャにした。
潤「ここからもう謝るの禁止ね〜。俺達も謝らない!最後の夜なんだから楽しくいこうよ」
雅紀「ほ〜ら、飲んで飲んで〜!2人のラブラブ話聞かせてよ〜!」
翔「…みんな…」
和也「…。」
…やっぱり暖かいや。
…この3人は…暖かい…。
冬の星空よりも綺麗で、澄んだ心を持っている。
…俺には勿体ないくらいの仲間だ。
翔「…ふっ」
翔「背中いて〜よ!本気で叩いたでしょ?!」
潤「え?俺叩いたっけ?」
雅紀「顔下げてたから誰が叩いたか分かってないんでしょ〜!」
そんな仲間を、今度こそ絶対手放すような真似はしくない。
今まで沢山傷つけた分、
恩返しをするんだ。
智「じゃあまずはさ、2人のなりそめを聞かせておくれよ」
雅紀「それリーダーめっちゃ気になってたよね〜!いつからなの?!ねえ!」
潤「相葉くんもめっちゃ気になってんじゃん」
ふたりで少しずつ返していこう。
焦らず、ゆっくり、少しずつでも。
…だって
だって俺達には無限の時間があるのだから。
俺たちは永遠に…
嵐 なのだから
