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君と僕の世界(嵐)

第3章 ♡ 雨の日の喧嘩



和也「〜〜〜っっ!!」

少しでも気を抜けば今すぐにでもイッてしまう。

翔ちゃんだってもう限界を迎える手前まできてるはずなのに
こんな時でさえ、そんな俺の反応を愉しんでいるみたいだ。


和也「イッ…ちゃぅ…っ!」

翔「いいよ…っ!俺も、もうすぐ、イキそ…っ!」

翔ちゃんとイキたい
その思いが強かった俺は、その言葉を聞いて気を緩めてしまった。

カウントダウンが始まったように、
だんだんと快感が強くなっていく
それと比例するように甘く激しい声が2人を包み込んだ。

だが、グチュグチュといやらしい音を立てる翔ちゃんの右腕はだんだんとリズムを崩していった。どうやら翔ちゃんももう強がりは言えないみたいで
頼りない声を漏らしはじめる。

翔「ん、はぁっ、」

乱れた髪をかき上げ、
腰を振るのに集中する。
もう上手く喋ることが出来ない俺の唇をこじ開けて、舌を絡ませた。

濃厚なキス
思うがままに、噛み付くように
唾液と唾液が入り交じる

和也「ンっ…はぁっ、はあっ」

ゆっくりと唇を離し感じたのは
翔ちゃんの暖かい吐息と
眉を顰め、限界を迎える寸前の表情だった


翔「かず…っ!イっ…ク…っ!」

和也「しょちゃ…!…んっ!!はぁっ!」


翔ちゃんは欲情のまま俺の身体を突き上げた。
どびゅ、と暖かい液体が俺の中に注がれる。
奥深くまで翔ちゃんをきつく受け入れた俺は
その感覚で絶頂を迎えた。


俺のお腹にぽたぽたと精液が垂れる。

中と外で同時にイッた俺は
しばらく痙攣が止まらず、俺を愛おしそうに見つめる翔ちゃんの顔をただ見つめることしかできなかった。

翔「はぁ…っ、はぁっ…だいじょ、ぶ…?」

和也「ん…っふふ、」

自分だって腰が砕けて起き上がれないくせに
こんな時まで俺の心配するんだから

翔「何、笑ってんの…ふふっ」

和也「ふ…っ自分だって」

ふと窓の外を見ると雨はもうやんでいて
雲間から微かに日が差していた。

その温もりが俺たちを優しく包み込む。

目を瞑ると翔ちゃんは当然のごとく
乾き始めた唇にキスを落とした。

翔「かず…好き。」

…こんな幸せでいいのかなあ。

和也「…俺も、大好き」

それから何も考えず、
俺たちはただ抱き合ってお互いの体温を確かめあった。

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