
Melting Sweet
第6章 Act.6☆
杉本君の口付けはどこまでも優しくて、私の心を幸せで満たしてくれる。
でも、杉本君ともっと繋がりたい。
私は強く思いながら、ペットボトルをベッドに放り、自由になった両手を杉本君の背中に回した。
杉本君も私同様、ペットボトルから手を離すと、私のブラウスのボタンに手をかける。
さっきのヘタレっぷりからは想像出来ないほど器用にひとつずつ外してゆき、キャミソールを露わにさせられた。
「可愛い」
私のキャミソールをまじまじと眺めながら、そんなことを口にする。
確かに、今着けているのはフリルがたっぷりあしらわれたピンクのキャミソールだったから、〈可愛い〉という形容詞はあながち間違ってはいない。
「下着だけはね」
私が言うと、杉本君は慌てて、「ち、違います!」と否定する。
「下着じゃなくて、唐沢さんが可愛い、ってことですよ。白い肌が上気してて、俺に興奮してくれるんだな、って。そう思ったら嬉しくてつい……」
杉本君は一呼吸置いてから、覗うように私をジッと見た。
「直接、触ってみてもいいですか?」
いちいち確認するな、とは突っ込めなかった。
杉本君がどれほど緊張しているかは、私もよく分かっていたから。
私は口元に笑みを湛えながら、杉本君の左手首をそっと取り、そのまま私の胸の膨らみへと導いた。
自分でも哀しくなるほど小ぢんまりした胸だから、触り心地はいいとは言えないかもしれない。
でも、杉本君はキャミソール越しに優しく包み込み、「柔らかい」と呟きながら触れ続ける。
大きさに全く拘りがないのか、それとも、私に気を遣ってくれているのか。
どちらにしても、嬉しそうに触ってくれているのは本当みたいだから、内心ちょっとホッとした。
でも、杉本君ともっと繋がりたい。
私は強く思いながら、ペットボトルをベッドに放り、自由になった両手を杉本君の背中に回した。
杉本君も私同様、ペットボトルから手を離すと、私のブラウスのボタンに手をかける。
さっきのヘタレっぷりからは想像出来ないほど器用にひとつずつ外してゆき、キャミソールを露わにさせられた。
「可愛い」
私のキャミソールをまじまじと眺めながら、そんなことを口にする。
確かに、今着けているのはフリルがたっぷりあしらわれたピンクのキャミソールだったから、〈可愛い〉という形容詞はあながち間違ってはいない。
「下着だけはね」
私が言うと、杉本君は慌てて、「ち、違います!」と否定する。
「下着じゃなくて、唐沢さんが可愛い、ってことですよ。白い肌が上気してて、俺に興奮してくれるんだな、って。そう思ったら嬉しくてつい……」
杉本君は一呼吸置いてから、覗うように私をジッと見た。
「直接、触ってみてもいいですか?」
いちいち確認するな、とは突っ込めなかった。
杉本君がどれほど緊張しているかは、私もよく分かっていたから。
私は口元に笑みを湛えながら、杉本君の左手首をそっと取り、そのまま私の胸の膨らみへと導いた。
自分でも哀しくなるほど小ぢんまりした胸だから、触り心地はいいとは言えないかもしれない。
でも、杉本君はキャミソール越しに優しく包み込み、「柔らかい」と呟きながら触れ続ける。
大きさに全く拘りがないのか、それとも、私に気を遣ってくれているのか。
どちらにしても、嬉しそうに触ってくれているのは本当みたいだから、内心ちょっとホッとした。
