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Melting Sweet

第6章 Act.6☆

 そのうち、キャミソールの隙間から手を差し込んできた。
 ブラジャーのホックも外され、本当に直に触れられる。

「ここ、勃ってますよ」

 杉本君は口の端を上げながら、指先で先端をクリクリと摘む。
 そのたびに微かに痺れが走り、思わず声を出しそうになる。

「こっちはどうなってます?」

 調子付いた杉本君は、今度はスカートを捲り、ショーツの中に手を入れてくる。

「ああ、濡れてる……」

 言いながら、私の花芯を音を立てながら刺激してくる。
 指は中まで挿れられていないのに、クチュクチュと鳴るたびに全身が熱を帯びる。

 我慢出来なくなった私は、杉本君の下半身に手を伸ばす。
 スラックスを通してでも、杉本君も興奮しているのが分かる。

「そんなに触られたら我慢出来ませんって……」

 杉本君はとうとう、私の着ているものを半ば強引に脱がせた。
 生まれたままの姿にさせられた私はベッドに横にされる。

「杉本君も脱いでよ。私だけなんて狡いわよ……」

 私を見下ろしている杉本君を唇を尖らせながら睨むと、杉本君は、「もちろん」と自らのネクタイに手をかける。

「このままじゃ、唐沢さんの体温を直接感じられませんから」

 杉本君は一度身体を起こし、素早く身に着けていたものを脱ぎ捨てる。
 そして、全裸になってから、私の隣に横になり、力強く抱き締めた。

「ほんと可愛い。幸せだ……」

 杉本君は抱く力を少し緩め、私に口付ける。
 互いの舌を絡め合うと、また、下肢が熱く疼き出した。

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