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一夫多妻な三姉妹

第6章 異世界

その日のリョウに対する奈々の振る舞いは度を越すほどに濃密だった。

ベタベタとリョウにまとわりつき、仕事の手が止まるほどじゃれていた。

下手するとそのまま始めてしまうんじゃないかと思うほど、性的な言動を私と姉の前で見せていた。


夕飯後に部屋に戻った奈々は、早々にリョウを部屋に呼びつけ、姉からもらった「許可」をもとに、堂々と恥ずかしげもなく行為を始めた。

奈々の部屋は私の部屋の2つ向こうなので、細かな音でも聞こえてくる。

奈々とリョウが始めたときからその音なり振動なりがヒシヒシとこちらにも伝わってきた。


姉も私もそれなりに周囲に気遣って声を押し殺したが、奈々はメスの声を存分に張り上げた。

奈々の悦楽の声だけではなく、濡れた肉がぶつかる音、擦れる音までハッキリと私の部屋に聞こえ、私はその音を聞きながら、自分で自分を慰める…。

おそらく姉も自分の部屋で同じことをしているのだろう。


翌朝、私の姿を奈々が見つけると、走ってきて抱きついてきた。

彼女の顔には、これまで見たことがないような幸福感をたたえ、そして「ありがとう!よかった!すごかった!」と昨晩のことを事細かに報告してきた。

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