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一夫多妻な三姉妹

第6章 異世界

奈々がリョウと《済ませた》翌日から、我が漬物店は「異世界」になった…。

姉妹はそれぞれが確認し、容認したことでタガが外れたのだった。

広い家と作業場のあちこちで、時間とスキを見つけては仕事中にも関わらずリョウを味わった。


漬物樽の影、野菜置き場、軽トラの置いてある駐車場、洗い場…。

ちょっとした死角を見つけてはリョウと交わったのだ。

たとえば、私と姉が袋詰をしているとき、数メートル横の死角で奈々がリョウにフェラをしている音が聞こえたり、私が奈々と野菜を切っているとき、漬物樽の向こうからリョウに挿入されている真由子の喘ぎ声が聞こえたりした。

もちろん私も同じように、駐車場に止めた車の中でリョウにまたがって腰を振ったり、レジのところに座らせたリョウのペニスを、表からは見えないように口に咥えて射精させ、精液を飲み込んだりした。

漬物屋は乱交場になり、男女が交わったときに生まれる性の匂いと音が充満した。


リョウは性行為を終えたあとの、男性特有の「支配意識」のような態度を表さない。

相変わらず姉妹には頭が上がらず、私達にへつらい、言葉遣いも従業員のままだった。

私達姉妹の、溜まりに溜まった性欲のすべてをリョウは受け止め、そして姉妹の希望に応えようと努力してくれている。


《羞恥心》は一定レベルの壁が破壊されると、留まることを知らない。

最初は「死角」と「スキ」を探してしていた行為も、徐々に気遣いがなくなり、他の姉妹が見ている前でもリョウと交わるようになった。

たとえば、4人全員で行う最終の集計のときなど、それぞれの性欲の高まりにまかせて、他の2人が見ている前でもズボンをおろして行為をし始める。

そのとき残りの2人は微笑みながら見て見ぬふりをする。

そして行為が終わると代わる代わるズボンを下ろしてリョウにまたがり腰を振る。


女性が自分以外の女性のオーガムズを見ることがあるだろうか?おそらくほとんどいないに違いない。

しかし私達姉妹は自分以外の姉妹が、絶頂して女の喜びに耽る瞬間を何度も目の当たりにした。

それは一種異様な光景であるが、背徳心などは微塵も感じない。

むしろ女としての幸福感を存分の味わえるものだった。

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