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第4章 明けの明星

理由を教えてもらえなかったので、不可解ではあったが、小野の気が変わらないうちに、僕は駐在所を出た。

出掛けに小野は
「大変だったな、でもなるべく柳田さんには近寄らないほうがいい」
とアドバイスをして、見送ってくれた。

雨はやんでいて、空には雲がどろんと乗っかっていたのだけれど、白み始めて、鳥の鳴き声が間も無くの夜明けを告げていた。

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