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カントリーロード

第4章 明けの明星

僕の家まで自転車をおして歩く。
とても疲れていた。
道路は濡れていて、ところどころに水溜まりが出来ていた。

ー真琴さんは大丈夫だったろうか…?

自分自身がひどい目に遭ったというのに、彼女の身が案じられた。
柳田は姑息で、ひどい奴だった。
あんな奴と真琴さんが一緒にいるなんて。
胸が苦しくなる。
道路は広い田園地帯にさしかかる。

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