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愛は楽しく [改訂版]

第1章 愛は楽しく

         17

 「菜緒ちゃん
  少しずつ
  動いていい?」
 「いいよ
  勉さんのあれが
  入っていることに
  慣れてきたよ」
 「少しずつ動くから
  その動きを
  味わってね」
 「なんか
  楽しそう」
 「痛かったら
  言ってね」
 味わうって、面白い。
 セックスを楽しむというのは、勉さんらしいと思いました。
 勉さんのあれが、少しずつ動いてくれているのを、いまどのくらい動いたか、わたしのあそこの、どのあたりにいるのかと、味わっていました。
 勉さんのあれを、味わうことに意識を集中していたからでしょうか、痛くはありません。
 気持ちよさも、感じてきました。
 勉さんの動きが、だんだん大きくなっていきます。
 勉さんのあれが、わたしのあそこの中を、奥から入り口まで、ゆっくり動いていきます。
 わたしは、それが、よくわかり、目をつぶって、それを味わっています。
 勉さんのあれが、わたしのあそこの中にはいり、わたしのあそこが、勉さんのあれを味わう。
 なんか、仲良しの友達みたい。
 楽しいし、気持ちいい。
 さっきの、クリトリスを舐めてもらったときのような、強烈な気持ちよさではないのですけど、勉さんと、セックスをしているのが、ほんとに嬉しくなるような、気持ちよさなのです。
 楽しくて、そのうえ、気持ちよくなれるんだから、セックスって、ほんとにいいものです。

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