愛は楽しく [改訂版]
第1章 愛は楽しく
4
わたしは、それから、本を借りに、勉さんの塾に何度も行きました。
本を借りるためなのか、勉さんに会いたいのか、いつのまにか、わからなくなりました。
紅茶も、食事になりました。
勉さんが、作ってくれるときもありますし、お寿司やステーキを食べに連れていってくれるときもあります。
そうしているうちに、わたしは、勉さんが、好きになりました。
勉さんも、わたしを好きだと言ってくれました。
勉さんは、そんなにカッコイイというわけではないんですが(勉さん、ゴメンナサイ)、なんというか、大人という感じでした。
なにより、とっても優しかった。
そして、わたしは、こんなに好きなんだから、勉さんと、セックスをしてもいいかなと思うようになりました。
勉さんも、そう思いはじめてくれたようです。
ある日、
「菜緒ちゃんを
愛したい」
「もう
愛してくれていると
思っていたわ」
勉さんは、なぜか慌てて、いやとか、あのとか、そのとか、しどろもどろ。
ははーん。
このへんは、おじさんだ。
「わたし
ラブホテルが
いいな」
と、言いますと、勉さんは、飲んでいた紅茶を噴き出してしまいました。
わたしは、それから、本を借りに、勉さんの塾に何度も行きました。
本を借りるためなのか、勉さんに会いたいのか、いつのまにか、わからなくなりました。
紅茶も、食事になりました。
勉さんが、作ってくれるときもありますし、お寿司やステーキを食べに連れていってくれるときもあります。
そうしているうちに、わたしは、勉さんが、好きになりました。
勉さんも、わたしを好きだと言ってくれました。
勉さんは、そんなにカッコイイというわけではないんですが(勉さん、ゴメンナサイ)、なんというか、大人という感じでした。
なにより、とっても優しかった。
そして、わたしは、こんなに好きなんだから、勉さんと、セックスをしてもいいかなと思うようになりました。
勉さんも、そう思いはじめてくれたようです。
ある日、
「菜緒ちゃんを
愛したい」
「もう
愛してくれていると
思っていたわ」
勉さんは、なぜか慌てて、いやとか、あのとか、そのとか、しどろもどろ。
ははーん。
このへんは、おじさんだ。
「わたし
ラブホテルが
いいな」
と、言いますと、勉さんは、飲んでいた紅茶を噴き出してしまいました。