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愛がはじまるとき

第1章 愛がはじまるとき

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 浴槽の中で、わたしは、満さんに背中を預けて、満さんは、わたしをうしろから優しく抱いてくれています。
 満さんに、体を預けているのが、とてもいい気持ちです。
 満さんは、わたしの、胸からお腹あたりを、優しく優しく撫でてくれています。
 エッチな感じではなく、わたしが愛しくてたまらない、というように撫でてくれるのです。
 わたしは、お風呂に入っているというよりも、ベランダでゆったりとコーヒーを飲みながら、くつろいでいるような気分でした。
 あらためて、満さんは、ほんとに優しいんだなと思いました。
 浴槽から出て、わたしは、満さんを、洗ってあげました。
 スポンジに、ボディソープをつけて、満さんの背中から洗ってあげました。
 そのとき、わたしは、満さんの、逞しさを感じました。
 そのあと、こんどは、満さんが、わたしの体を洗ってくれました。
 満さんは、スポンジを使わずに、掌にボディソープをつけて、わたしの全身を、撫でるように洗ってくれました。
 そして、わたしのあそこも、洗ってくれました。
 わたしのあそこを、洗ってくれるときは、ボディソープを使わずに、お湯を替えながら、優しく丁寧に洗ってくれるのです。
 満さんの指が、わたしのあそこに、触れてくれるのが恥ずかしくて、わたしは、目をつぶっていました。
 満さんが、ほんとに優しく丁寧に、わたしのあそこを洗ってくれるものですから、
 「満さん
  それ
  感じてしまいます」
 と言いました。
 「里美さんは
  感じやすいんだね」
 と言いながら、こんどは、洗うというよりも、愛撫のように、わたしのあそこに、優しく触れてくれるのです。
 「満さん
  ダメ
  感じちゃう」
 と言って、満さんに抱きつきました。
 「こんなに
  感じやすい人が
  セックスで
  悩むなんて」
 と、満さんは、ほんとに優しいのです。

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