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　　　　　　　　　１１

　バスタオルを巻いたままでベッドに横になってから、しばらくは、満さんは、わたしを、抱きしめているだけでした。
　「里美さん
　　バスタオルを
　　取っていいですか」
　「はい」
　「はだかで抱きあう
　　気持ちよさを
　　感じてください」
　はだかで抱きあうのが、こんなに気持ちいいものだと、初めて知りました。
　満さんは、ほんとに、わたしの気持ちを、考えてくれているんだなと思いました。
　わたしは、セックスといったら、ベッドに横になるとすぐに、わたしのあそこの中に、入ろうとするものだと思っていました。
　満さんは、セックスは、二人の合意があって、はじめて気持ちよくなるものということを、わたしに、教えてくれようとしているみたいです。
　そのうち、満さんが、わたしの唇にチュッと、なんどもなんどもキスをしてくれました。
　その優しいキスが、すこしずつ、わたしをエッチな気分にしてくれます。
　キスが、チュから、唇を合わせたものになり、口の中に舌が入ってきました。
　満さんが、わたしの体を、ゆっくりゆっくり撫ではじめました。
　ときどき、キスもしてくれながら。
　満さんは、わたしに、肌がきれいだ、瞳がきれいだ、髪がきれいだ、指がきれいだ、と褒めてくれるのです。
　そして、その褒めてくれたところに、キスをしてくれるのです。
　満さんが、わたしの、おっぱいを撫でてくれはじめました。
　５本の指をたて、おっぱいを、包み込むような感じで撫でてくれます。
　その指が、乳首も、撫でてくれはじめました。
　指が撫でていないほうの乳首は、舌で優しく優しく撫でてくれるのです。
　それを、右と左の乳首に、かわりばんこに、くりかえしくりかえし撫でてくれます。
　わたしは、満さんの唇に、思いっきり吸い付きました。
　もう、じっとしていられないくらい気持ちよくなってきたからです。