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愛がはじまるとき

第1章 愛がはじまるとき

         13

 わたしは、あそこにキスしてもらうのが、こんなに気持ちいいものだとは知りませんでした。
 満さんが、優しくキスしてくれたからでしょう。
 自分の声とは思えない、悩ましい声が出るのが恥ずかしいと思いました。
 わたしは、いままで、そんな声を出したことがありません。
 満さんは、わたしのあそこへのキスを、優しく優しく続けてくれました。
 そして、わたしのあそこを、舐めはじめました。
 「満さん
  もうやめて
  恥ずかしい」
 「里美さん
  もっともっと
  気持ちよくなるんだけどね」
 「でも
  恥ずかしい」
 「気持ちよくないの?」
 「よすぎるの」
 「じゃあ
  まだ
  続けるね」
 「イヤ
  イヤ」
 恥ずかしくて、「イヤ」と言ってしまったのですが、ほんとは気持ちよくて、満さんが、舐めるのをやめないでほしいのです。
 そう思っていましたら、満さんが、クリトリスを舐めはじめました。
 わたしは、クリトリスを舐めてもらうのも初めてです。
 あそこを舐めてもらうのとは、比べものにならないくらい気持ちいいのです。
 セックスが気持ちいいというのは、こういうことなのかと思いました。
 ほんとにほんとに、気持ちいいのです。
 こんなに気持ちよくなるのなら、さっき「イヤ」と言ってしまって、満さんに悪いなと思いました。
 満さんが、もっともっと、気持ちよくしてくれればいいなとも思いました。
 わたしは、もう、満さんが与えてくれる気持ちよさに、まかせていこうと思うようにもなりました。
 そう思ったら、わたしの気持ちよさが、どんどん大きくなってきまして、あたまが真っ白になるような感じにもなってきました。
 わたしは、あまりの気持ちよさに、泣いてしまいました。
 そして、
 「満さん
  もう
  わたし
  どうかなりそう」
 と、言ってしまったのです。
 満さんが、どのくらい、クリトリスを舐め続けてくれたのかわかりません。
 わたしは、ただもう、あまりの気持ちよさにひたって、泣き続けていたからです。
 声に出しては言えませんでしたが、満さんが、ずっとずっと、クリトリスを舐め続けてほしいと思っていました。

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