
堅実メイドの献身
第7章 宮古家のメイドなるものは
「足、痛めてしまったのですか?」
痛みに顔をしかめる雅を見て、藤井が言う。
「いえ、ちょっと捻っただけですので。」
「よろしければ、手当ていたしますよ。すぐに手当てすれば明日の仕事には差し支えないでしょう。」
「いえ、寝れば治りますので。」
「何を仰ってるんですか、暎人様のお付きになったばかりなのですから、自己管理も仕事のうちですよ。」
藤井はそう言うと、雅が断りの文言を色々並べ立てるのも聞かず、ひょいと雅を抱きかかえた。
「ひゃ、藤井さんっ。何するんですかっ。」
抱きかかえられて、かなり焦る。
「私の部屋がすぐそこなのでそちらに、貴方の部屋は結構遠いでしょう。」
そう言ってカツカツ歩き始める。
ヴー
アレの振動と藤井の歩く振動が相待って雅を刺激する。
「っ、、、」
とにかく声が漏れぬ様に必死に堪える。
ー まずい。まずすぎる。早く部屋に戻らないと。
藤井は自室にたどり着くと、ドアを押し開き中に入った。
「少しお待ちください。」
雅をベッドの端に座らせると、引き出しをごそごそと漁り湿布と包帯などを取り出した。
「痛い方の足出してください。」
仕方がないので言われるがまま、藤井の方へ足を差し出す。
「、、っ、」
座っているせいか、ローターがより深いところに当たってしまう。少し身じろぎするだけで中で擦れ、甘い刺激が伝わる。
「そんなに痛いんですか?」
藤井が快感に堪える雅を見上げてくる。
「いえっ、。」
それだけ答えるので精一杯だ。あとは早く手当てしてもらって部屋に戻りたい。
「ちょっと失礼しますね。」
そう言って藤井は雅のふくらはぎを持って自分の膝に乗せると、雅のハイソックスを脱がすため太ももに触れる。
