ひとつ屋根の下の愛情論
第8章 学校と無条件の愛
家に帰って――――晩御飯の支度をして、律夏が帰る時間まで少し余裕があったから、風呂に入ることにした。
シャワーで汗を流すだけでも良かったが…
今日一日の事を考えたくて…風呂にした。
湯船に肩まで沈め…俺が好きだった…横沢の事を考えた。
しかし、いくら考えても…1ヶ月前のあのドキドキやソワソワは生まれなかった。
じゃぁ…俺は今――――何にドキドキするんだ?
病院で律夏が見ていた…エロいグラビアか?
白い肌に黒い下着でギリギリのポーズでページを開いた人を誘惑する…
あの女か?
それとも――――…
野性味ある男の…自慰シーンか?
――――くっぁ…んん、ん、ん…ふっ!
――――チュクチュク…シュコシュコ…
――――ハァハァ…んっ!んん、ん!
――――チュクチュク…ヌッチュヌッチュ…
////――――ドキドキ…した…
ねぇ……俺は…どう見えてる――――?
「///んっ――――あっ!あっ、イッ…くぅ!」
俺は…唖然とした。
抵抗のあった自慰行為…の発動、終了が――――…
まさか、律夏の――――自慰シーンだったことに…
「///ハァハァ…ハァハァ――――…え?」
風呂場で唖然とする俺の手のひらには…
熱く煮えたぎった…己の精液が大量に握られていた。