ひとつ屋根の下の愛情論
第8章 学校と無条件の愛
「――――あ~…着替えた状態で…涼しい所を探したのか…廊下で倒れてたぞ!エアコンの下にいろよな、バーカ!」
バーカって!
///よ、良かった――――着替えて…廊下…
ボーッとした状態でも後始末をしていた自分にホッとした。
「あ――――…飯…」
晩御飯を作ろうとしていた俺は布団から出ようとした。
「いい――――お前は寝てろ、出前でも取ろうぜ…」
すると、律夏は出なくていい――――と、言うように俺の体を布団に戻す。
「うどん…は?」
リクエストまでしたのに…別にいいのか?と、心配になる。
「うどんは――――…明日だな、天ぷら付きで!」
「…年で胃に重いんじゃなかったのかよ」
「は?年じゃねぇ――――し!」
そう言うと…スマホで晩御飯を検索しはじめた…
「秋音――――腹減ってるだろ?何がいい?」
俺は、出前と言えば!の定番を言った。
「ピザ」
「ピザ――――…了解、限定のデラックス頼むか!」