ひとつ屋根の下の愛情論
第2章 非道な訪問者
「ハァハァ…ぐっぁ…んんん…ん…ん~…」
頭と頬――――それに、腹に背中――――…
痛みが全身に駆け巡り…変な声しか出ない…
「んん――――…ん…ん…」
「ハァハァ…蹴るのも疲れんだよ――――って、なに?“んん”言ってる声が――――やけにエロいんですけど!?あれれ?感じてるとかじゃないよね?少年?」
は!?バカにすんな――――なんで、この痛みに感じるんだよ!
「ん――――!んんん!」
「ん?なになに?――――もしかして、痛いと感じちゃう…ドM君なのか?――――ヘッ!ハハハハ――――いいねぇ…ここの家金ねぇし…財布の金だけみたいだから…
少年でもいただこうかな?」
は?俺を――――頂くって…どういう事だよ!