ひとつ屋根の下の愛情論
第2章 非道な訪問者
すると――――男の声が…明らかに変化した。
うるさいと、イライラしていた時とは違って――――…
撫でるような…舐めるような…目隠しされているにも関わらず…男の視線に鳥肌が立つ!
「!んんん!ん、ん!ん――――!」
「最近――――…ヤってねえから…この状況に変な興奮してきた…///少年、色白いし…華奢だし…目隠しに猿轡って――――俺の、趣味ど真ん中だったわぁ~…」
は?趣味?ど真ん中?
縛られた男に興奮する趣味ってなんだよ!
「――――んんん!」
何が起こっているのか恐怖でしかない俺の怯えかたに男が興奮し、鼻息が荒くなっていくのが分かる!
俺は力の限りもがき男と距離を取ろうとした!
が、あっという間に追い付かれ髪を乱暴に捕まれ首を持ち上げられた!