ひとつ屋根の下の愛情論
第16章 残酷な残り香
「それに――――髪…延びたっすね、願掛けって言ってたけど…来春まで伸びたら…///男でもセクシーで誘いたくなるっす」
「誘いたく――――なるって…///どういう…事ですか?」
男から見たら――――俺は…どんな感じなのだろう。
男に興味のない人でも――――俺を“抱ける”と思ってくれるだろうか…
いや――――律夏が…“抱きたい”と思ってくれるだろうか…
「どう――――って、///大人の…アブノーマルな…遊びに誘いたくなるってことです!」
「木戸さんは…そっちの人なんですか?」
「そっち――――?いや!俺は、年上(熟女)系の変態なので!色はないっす!知り合いには多いですけどね!」
“色”?――――“知り合いには多い”!?
「///まさか…律夏――――も?」
つい、律夏はどうなのか聞いてしまった。