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ひとつ屋根の下の愛情論

第17章 乾きの果て



目はうつろ…


こんな姿――――――――…



入院してるときの最悪な…状態と…近くないか?



「お前――――…何があった?」


「――――は?」


やっと俺の目をまっすぐ見た秋音が俺を睨む。


「何を…言ってんだよ…」


俺を睨む目が徐々に潤み出し――――…秋音は泣き出した。


「お前が―――…お前が言うな!!」


俺の手を振り払った秋音が大粒の涙を流しながら俺との距離を取る。


「ちょっ、な――――何?こいつ…律さん?」


「?――――お前こそ誰だよ!」


険悪な雰囲気な俺たちの間に入ろうとした雅を秋音が警戒する。


泣きながら…苦しそうに雅を睨む!



「///誰って――――…お前こそ…」


雅も睨まれ敵意を向けられたことに反発してか睨み返す。


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