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ひとつ屋根の下の愛情論

第17章 乾きの果て


恐怖に怯えてか、秋音は震えながら俺を見上げる――――…


「///お――――女を抱けなく…?…え?」


「何度も言わせんな――――…ほら、脱げよ…あ~それとも、脱がされたいか?」


不安そうな秋音に俺は上半身裸で向かい合う。


そして、脱がせようと上着に手を伸ばす!



――――ビッグ!



触れようとした瞬間に…怯えが全身を駆け巡ったのか…大きく跳ねた。


「怖い――――よな?…お前が憎む…あの犯人と同じく…男を犯そうとしてんだ――――…あの時のように目隠し…するか?」


俺は近くにあったタオルを掴み、ヒラヒラと秋音の目の前で揺らした。


「///あっ――――ぁぁ…///う…そ…」



秋音は涙をポロポロと流しながら…床にガクンと崩れ落ちた!



――――ドキドキ…


あぁ…ヤバい――――ヤバすぎる…



泣き顔の秋音が今――――俺の足元に…



足元で…泣いている。



「さぁ――――…目隠しをしようぜ」



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