ひとつ屋根の下の愛情論
第26章 【番外編】遅かれ早かれ…?
「なら、着てないやつ貸すから着てみろよ」
そう言うと、クローゼットからスーツを取り出す。
紺色のスーツ…
「なんか…もろ、就活スーツって感じの出してきたな……そっちのグレーの方が着たかった」
「おいおい、これは社会人上級者スーツだっつーの!お前には紺色で十分!これだっていいグレードのスーツたぞ?」
律夏は俺に紺色を渡し「着てみろよ」と、頬笑む。
スーツ姿の律夏はいつもカッコいい…ワイルドな感じが…更に…際立つ…
ギャップだろうか――――…
ワイルドなのにスーツで真面目に見える…
///ベストでワイシャツの袖をまくっている姿が俺は好きだが…
言ったら調子に乗りそうだから…言わないことにしている――――…
でも、たまにその姿で乱暴に乱されると…たまらなく興奮する自分がいる。