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ひとつ屋根の下の愛情論

第26章 【番外編】遅かれ早かれ…?


「どう?着れたか?」


「着れたか…と言われると着れたが…やっぱりサイズって大事だな――――」


ぶっちゃけ…


ダブダブである――――――――。


予測はしていたが、ここまでスーツって難しいのか?


「プッ――――!ほらなぁ~やっぱりブカブカじゃねぇ~か。ジャケットは脱げ…まだ、ベストなら――――おお?なんとか見れるじゃんか」


ジャケットを脱ぎ、ワイシャツにネクタイ、その上にベスト…

ズボンは丈があっていないし腰回りもユルユルだがベルトでどうにか止まっている。


「就活の時は…ちゃんと自分に合ったスーツ作ろう―――」


「はあ?もしかして…俺の借りようとか思ってたのか?バカか?」


――――ギクッ…ちょっと…頭をよぎったが…これじゃぁなぁ…



鏡の前で丈を直されたりネクタイを直されたりする姿に――――一瞬ドキッとする。



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