ひとつ屋根の下の愛情論
第1章 強制的自立
一応…兄弟になったのだが――――…すでに成人し就職もしていて、立派に自立している律夏さんに…義理弟の面倒など…見る義務はないのだ!
「なるべく――――迷惑をかけないようにしないと」
来月から俺も高3!
家庭の事と勉学を両立させなければ!
まぁ、父が再婚するまで俺が家事をやっていたようなもんだ――――…
大丈夫だと思う!
俺はカレンダーを眺めながら…4月からの不安と期待が一気に沸いてきた――――…
あれ?
4月から…俺も…独り暮らしってことだよね?
か…彼女とか――――…出来たら…
好きなだけ連れ込めるじゃん!?
――――更に!期待が膨らみました!!!