ひとつ屋根の下の愛情論
第5章 背中の温もりとか…
白い肌に――――白い下着…レースの多目の……薄い下着。
ブラを恥じらいながら…外し――――…
下の下着も…ゆっくり下ろす…
短い髪を指に絡めながら…頭を撫でてやる。
“――――ん…”
と、怯えたように肩をピクリと上げる。
大きな瞳――――…が、涙で潤む。
“――――み…見ないで…”
「うゎ!」
俺はゆるく己を包んでいた手を動かすのを止めた!
驚いたのだ――――!自分の欲情を加速させる妄想前技のイメージ画像に…
一瞬――――…アイツが割り込んできたことに!
“――――見ないで”と、瞳を潤ませて俺を横目で見ていたのは…
紛れもなく…
さっきの…アイツだ…
俺は唖然とした…
確かに――――…確かに、白くて華奢で髪の毛の短い女優?を想像した!
類似はしていたかも知れないが!
アイツは男――――だぞ?入れ替わるか?
それに!確かに出だしの妄想画像では胸もあったし――――凸のないレースのパンティ姿だった!
なのに――――いつの間にか…
顔は…秋音に…なっていた――――…
え?ん?なっていた?本当か?
瞳が…あれ?
ビックリして、妄想を止めてしまったから…確信が持てないが――――…
アイツに似ていただけの…女だったのでは?