ひとつ屋根の下の愛情論
第5章 背中の温もりとか…
当たり前である――――…
身長も違うし、体型だって。
「悔しかったら、沢山食え…で、吐くな」
少しムッとした顔を見せるが、ブカブカな下着を押さえながら「分かってるよ…」と、返事を返した。
素直だったり、素直じゃなかったりと――――…
コイツは面白い…
ビールのせいか、少し瞼が重く感じる俺は布団に横になる。
「今日――――勉強は?」
「あ~…見るよ…ちょっと休憩」
休憩と言いつつ…瞼を閉じると、体が鉛のように重くなる。
慣れない生活と言えば…確かにそうなのだが…流石に疲れが貯まる時期か?
横になったまま――――…俺は…深い眠りに入った。