ひとつ屋根の下の愛情論
第6章 現状維持の押し問答
俺は――――再び何とも言えない気持を…感じた。
日常に――――戻る。
望んでいた事…
早く元の生活に戻りたい…
――――あれ?
元の生活って…なに?
「――――おい、おい!餃子焦げてる!焦げてる!」
「あっ、あ――――!悪い!」
ボーとしていた…
あれ?この日々が…続いて欲しいって…つづくって思ってた――――…
「律夏……アパート…帰るのか?」
「あ!?――――あ~…だな、お前も学校始まるんだよなぁ」
――――ギリっ…
ん?痛い――――…あれ?胃が痛い?
「ん?どうした?」
「あ――――…餃子…///生姜…多かった…かも」
「そうか?俺は好きだけど?」
――――ふ~ん…好き…なんだ…
生姜餃子――――…