ひとつ屋根の下の愛情論
第7章 日常と後回しの三日月
朝方、アイツはまだフラフラしていた…
「いって――――らっしゃぃ…」
と、布団の中から俺を見送っていたが…
はぁ――――…あの熱っぽい顔がチラつく…
ヤバい…
か~な~り…ヤバい…
病院で手に取った週刊誌のグラビア…
白い肌といい――――…
サラサラのショートヘアといい…
もろ――――秋音と重なって見えてた!!
も~ヤバいだろ?俺!マジで!いやいや、ギリギリ似てるなぁ~って程度でとどまったけど!
カウンセリングの部屋から出てきたら…あれをボーっと、見てるアイツが…そのエロいグラビア女と重なって――――…
秋音が風呂に入ってる時に、思い出しての一発抜きとなったわけだ。
流石にフィニッシュは女性の体だったと思いたい。