はるのかぜ
第55章 思いがけない再会
「今度は教頭先生だ。本校は中高一貫になったから、教頭先生は2人いらっしゃるんだ。」
「手越です。」
「森内です。」
手越且行教頭と森内茂教頭が順に名乗ります。
「内海です。よろしくお願いします。」
ハルも2人の教頭に頭を下げます。
「じゃあ、次は学年主任の先生を紹介しよう。」
国分先生は別の場所を誘導します。
「学年主任はこの方です。」
国分先生が誘導した先には居たのは、なんと、3年の時のハルの担任、長瀬珠子先生でした。
「えっ!先生が学年主任ですか?」
ハルは驚いた様子で言いました。
「うん、よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
「それから、こちらにいらっしゃるのが、お前が受け持つクラスの担任、亀梨先生だ。」
続けて、国分先生は、近くに居合わせた亀梨恵利香先生を紹介しました。
「亀梨です。よろしく。」
「よろしくお願いします。」
「よし、じゃあ関わりがありそうな先生の紹介は以上だ。戻ろうか。」
ハルと国分先生は打ち合わせをしていた部屋に戻ります。
「あとは、部活の顧問もしてもらわないといけないな。残念なことに、今、放送部は委員会に吸収されてるんだ。どうだ、演劇部とかなら音響とかも必要だから、お前ならできるんじゃないか?」
「どうなんですかね。でも、やってみます。」
「よし、じゃあ演劇部の先生に相談して来よう。ちょっと待っててくれ。」
そう言うと、国分先生は部屋を出ていきました。
数分後、誰かが部屋のドアをノックする音が聞こえました。
「はい。」
「ハル!」
「前田先生?」
やって来たのは、ハルが中学生の時にお世話になった前田文子先生でした。
「久しぶりねぇ。すっかり、大人っぽくなっちゃって。あんた、いくつになったの?」
「21歳になりました。先生はなぜここに?」
「今、ここ、中高一貫になったでしょ。だから、市内から中学校の先生が何人か来てるの。」
「そうだったんですね。じゃあ、来週からよろしくお願いします。」
「うん。こちらこそ。」
思いがけない前田先生との再会でした。そして、週明けからいよいよ、ハルの教育実習が始まるのです。
「手越です。」
「森内です。」
手越且行教頭と森内茂教頭が順に名乗ります。
「内海です。よろしくお願いします。」
ハルも2人の教頭に頭を下げます。
「じゃあ、次は学年主任の先生を紹介しよう。」
国分先生は別の場所を誘導します。
「学年主任はこの方です。」
国分先生が誘導した先には居たのは、なんと、3年の時のハルの担任、長瀬珠子先生でした。
「えっ!先生が学年主任ですか?」
ハルは驚いた様子で言いました。
「うん、よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
「それから、こちらにいらっしゃるのが、お前が受け持つクラスの担任、亀梨先生だ。」
続けて、国分先生は、近くに居合わせた亀梨恵利香先生を紹介しました。
「亀梨です。よろしく。」
「よろしくお願いします。」
「よし、じゃあ関わりがありそうな先生の紹介は以上だ。戻ろうか。」
ハルと国分先生は打ち合わせをしていた部屋に戻ります。
「あとは、部活の顧問もしてもらわないといけないな。残念なことに、今、放送部は委員会に吸収されてるんだ。どうだ、演劇部とかなら音響とかも必要だから、お前ならできるんじゃないか?」
「どうなんですかね。でも、やってみます。」
「よし、じゃあ演劇部の先生に相談して来よう。ちょっと待っててくれ。」
そう言うと、国分先生は部屋を出ていきました。
数分後、誰かが部屋のドアをノックする音が聞こえました。
「はい。」
「ハル!」
「前田先生?」
やって来たのは、ハルが中学生の時にお世話になった前田文子先生でした。
「久しぶりねぇ。すっかり、大人っぽくなっちゃって。あんた、いくつになったの?」
「21歳になりました。先生はなぜここに?」
「今、ここ、中高一貫になったでしょ。だから、市内から中学校の先生が何人か来てるの。」
「そうだったんですね。じゃあ、来週からよろしくお願いします。」
「うん。こちらこそ。」
思いがけない前田先生との再会でした。そして、週明けからいよいよ、ハルの教育実習が始まるのです。