はるのかぜ
第60章 新たな仕事を任される時
朝礼が終わるとハルは亀梨先生と一緒に今日も4年2組の教室へと向かいます。ハルは教室の片隅で亀梨先生のホームルームの様子を見守ります。
「はい、じゃあ号令お願いします。」
「起立!気をつけ!礼!」
「おはようございます。」
「着席!」
生徒たちが全員座ると、今日も亀梨先生は伝達事項を伝え始めます。
「はい、じゃあ今日の伝達事項です。」
「まずは少し早いけど、今年の夏休み、韓国の姉妹校から本校でホームステイを受け入れることになりました。そこで、ホームステイの受け入れ家庭を募集します。ホームステイを受け入れてくれる方は先方に共有をする必要があるので、6月15日までに私に報告してください。それから、2点目。こら!静かにしなさい!」
亀梨先生は少し騒がしくなってきた生徒たちを注意しながら続けます。
「女子の体育ですが、今日は体育館でやるそうです。集合場所を間違えないようにお願いします。伝達は以上です。じゃあ、次は貴重品の回収をします。」
そう言うと亀梨先生は貴重品を入れるための袋を生徒たち回します。時代の流れか、携帯電話はいつしか持ち込み可能物となっており、生徒たちは次々に自分の携帯電話を貴重品袋に入れていきます。
ホームルームを終えたハルと亀梨先生は職員室へと戻ります。携帯電話でパンパンになった貴重品袋を見たハルはすぐに亀梨先生に声をかけます。
「先生、持ちますよ。」
「ありがとう。助かるわ。」
「これ、全員分の携帯が入ってるんですよね。」
「そうなの。結構重たいでしょ。」
「そうですね。さすがに40人分ですもんね。毎日、これだけ持ち運びされてたんですよね。」
「そうなの。この重たいのを運ぶが毎日の大仕事よ。あっ、そうだ、今日まで朝の伝達は私がやったんだけど、明日から内海先生にお願いしようかしら?」
「わかりました。」
亀梨先生の突然の一声でしたが、ハルはすぐに快諾しました。明日からまた一つ、仕事を任されることがハルにとっては嬉しかったのです。
「はい、じゃあ号令お願いします。」
「起立!気をつけ!礼!」
「おはようございます。」
「着席!」
生徒たちが全員座ると、今日も亀梨先生は伝達事項を伝え始めます。
「はい、じゃあ今日の伝達事項です。」
「まずは少し早いけど、今年の夏休み、韓国の姉妹校から本校でホームステイを受け入れることになりました。そこで、ホームステイの受け入れ家庭を募集します。ホームステイを受け入れてくれる方は先方に共有をする必要があるので、6月15日までに私に報告してください。それから、2点目。こら!静かにしなさい!」
亀梨先生は少し騒がしくなってきた生徒たちを注意しながら続けます。
「女子の体育ですが、今日は体育館でやるそうです。集合場所を間違えないようにお願いします。伝達は以上です。じゃあ、次は貴重品の回収をします。」
そう言うと亀梨先生は貴重品を入れるための袋を生徒たち回します。時代の流れか、携帯電話はいつしか持ち込み可能物となっており、生徒たちは次々に自分の携帯電話を貴重品袋に入れていきます。
ホームルームを終えたハルと亀梨先生は職員室へと戻ります。携帯電話でパンパンになった貴重品袋を見たハルはすぐに亀梨先生に声をかけます。
「先生、持ちますよ。」
「ありがとう。助かるわ。」
「これ、全員分の携帯が入ってるんですよね。」
「そうなの。結構重たいでしょ。」
「そうですね。さすがに40人分ですもんね。毎日、これだけ持ち運びされてたんですよね。」
「そうなの。この重たいのを運ぶが毎日の大仕事よ。あっ、そうだ、今日まで朝の伝達は私がやったんだけど、明日から内海先生にお願いしようかしら?」
「わかりました。」
亀梨先生の突然の一声でしたが、ハルはすぐに快諾しました。明日からまた一つ、仕事を任されることがハルにとっては嬉しかったのです。