はるのかぜ
第62章 ハル先生
4年2組の教室に向かうハルは、亀梨先生と伝達内容の打ち合わせをしていました。
「伝えるべきことって、坂の工事の件とホームステイ、あとは応援団募集の件で大丈夫ですかね?」
「うん、大丈夫。あとは追加で通知表を早めに持ってきてくださいってことも伝えてもらえる?」
「わかりました。」
やがてハルと亀梨先生は4年2組の教室へ近づいて来ました。いつもなら、亀梨先生が教壇に立ちますが、今日はハルが教壇に立ち亀梨先生が教室の後へと向かったので、一瞬生徒たちも動揺した様子を見せましたが、すぐに状況を受け入れてくれたようです。
「はい、じゃあ号令お願いします。」
ハルの一声で学級委員の生徒が号令をかけます。
「起立!気をつけ!礼!」
「おはようございます。」
「着席!」
生徒たちが着席するのを見計らい、ハルは第一声を放ちます。
「じゃあ、今日は亀梨先生に代わって、私が皆さんへの伝達事項をお伝えします。まず1点目、今月の最終週29日からこの学校の前の坂道の道路工事が始まるそうです。皆さん通学時は気をつけて通ってください。それから2点目。」
ここで教室が騒がしくなってきたのを感じた亀梨先生が思わぬ発言をします。
「こら、ハル先生の方を見てきちんと話を聞きなさいよ!」
生徒たちが落ち着くのを見計らい、ハルは続けます。
「伝えるべきことって、坂の工事の件とホームステイ、あとは応援団募集の件で大丈夫ですかね?」
「うん、大丈夫。あとは追加で通知表を早めに持ってきてくださいってことも伝えてもらえる?」
「わかりました。」
やがてハルと亀梨先生は4年2組の教室へ近づいて来ました。いつもなら、亀梨先生が教壇に立ちますが、今日はハルが教壇に立ち亀梨先生が教室の後へと向かったので、一瞬生徒たちも動揺した様子を見せましたが、すぐに状況を受け入れてくれたようです。
「はい、じゃあ号令お願いします。」
ハルの一声で学級委員の生徒が号令をかけます。
「起立!気をつけ!礼!」
「おはようございます。」
「着席!」
生徒たちが着席するのを見計らい、ハルは第一声を放ちます。
「じゃあ、今日は亀梨先生に代わって、私が皆さんへの伝達事項をお伝えします。まず1点目、今月の最終週29日からこの学校の前の坂道の道路工事が始まるそうです。皆さん通学時は気をつけて通ってください。それから2点目。」
ここで教室が騒がしくなってきたのを感じた亀梨先生が思わぬ発言をします。
「こら、ハル先生の方を見てきちんと話を聞きなさいよ!」
生徒たちが落ち着くのを見計らい、ハルは続けます。