はるのかぜ
第71章 大学の話
今日もハルは教育実習生として、朝から任された仕事をこなしていました。ホームルームを終え、教育実習生用の控室に向かおうとした時のことでした。
「先生、おはよう!」
ハルは突然、女子生徒から声をかけられました。
「あら、おはよう。」
「先生、今日の数Cの授業、見学とか来ないんですか?」
「今のところは行く予定はないかなぁ。」
「えっ。そうなんですか?今日も来てほしいなぁ。」
「わかった。じゃあ、国分先生に相談してみるね。」
「やった!待ってますよ。」
声をかけてきたのは、以前、国分先生の6年生の授業を見学したときに居た生徒でした。特にハルが直接授業をしたわけではないのですが、話しかけて来てくれたことがハルには嬉しかったのです。すぐにハルは国分先生の元へと向かいます。
「国分先生。突然なんですが、さっき、6年生の生徒から見学に来てほしいって言われたんで、3時間目の数C見学させてもらってもいいですか?」
「お前、研究授業とか近いのに大丈夫か?」
「大丈夫です。生徒のリクエストには答えたいんで。」
「よし、そしたら、理系のメンバーで6年だからちょうどいい。大学の話をしてくれないか?」
「大学の話ですか?」
「そうだ。大学はどんなところとか、事前に知っておいてほしいことなど、具体的な内容はお前に任せる。」
「わかりました。」
そして、3時間目がやってきました。ハルは国分先生と共に教室へと向かいます。教室近くで声をかけてきた女子生徒の姿を見たハルは声をかけます。
「約束通り来たよ。」
「お前か、呼んだのは。教育実習生は忙しいんだぞ!」
「でも、ちゃんと来てくれたじゃん。先生ありがとう。」
女子生徒は国分先生の言葉など気にしていませんでした。やがて、始業を告げるチャイムが鳴りました。
「起立!気を付け!礼!」
「お願いします。」
号令が終わると、国分先生が生徒たちに告げます。
「先生、おはよう!」
ハルは突然、女子生徒から声をかけられました。
「あら、おはよう。」
「先生、今日の数Cの授業、見学とか来ないんですか?」
「今のところは行く予定はないかなぁ。」
「えっ。そうなんですか?今日も来てほしいなぁ。」
「わかった。じゃあ、国分先生に相談してみるね。」
「やった!待ってますよ。」
声をかけてきたのは、以前、国分先生の6年生の授業を見学したときに居た生徒でした。特にハルが直接授業をしたわけではないのですが、話しかけて来てくれたことがハルには嬉しかったのです。すぐにハルは国分先生の元へと向かいます。
「国分先生。突然なんですが、さっき、6年生の生徒から見学に来てほしいって言われたんで、3時間目の数C見学させてもらってもいいですか?」
「お前、研究授業とか近いのに大丈夫か?」
「大丈夫です。生徒のリクエストには答えたいんで。」
「よし、そしたら、理系のメンバーで6年だからちょうどいい。大学の話をしてくれないか?」
「大学の話ですか?」
「そうだ。大学はどんなところとか、事前に知っておいてほしいことなど、具体的な内容はお前に任せる。」
「わかりました。」
そして、3時間目がやってきました。ハルは国分先生と共に教室へと向かいます。教室近くで声をかけてきた女子生徒の姿を見たハルは声をかけます。
「約束通り来たよ。」
「お前か、呼んだのは。教育実習生は忙しいんだぞ!」
「でも、ちゃんと来てくれたじゃん。先生ありがとう。」
女子生徒は国分先生の言葉など気にしていませんでした。やがて、始業を告げるチャイムが鳴りました。
「起立!気を付け!礼!」
「お願いします。」
号令が終わると、国分先生が生徒たちに告げます。