
はるのかぜ
第118章 さようならハル先生 ありがとうハル先生
式が終わり、ハルは教室で最後のホームルームを行いました。
「皆さん、改めてご卒業おめでとうございます。4月に私がこのクラスの担任になって、あっという間の1年間でした。大学出たばかりの新人であった上に、途中で体調を崩してしまい、本当に頼りない担任で、皆さんにはご迷惑ばかりおかけしました。」
「そんなことないよ、ハル先生。」
突然、塚田佐枝が言いました。
「私たち、ハル先生にいつも元気をもらってた。なんか、先生といると不思議と元気になれる気がしてた。」
「確かに。俺も先生の顔見たら毎日元気でいられた。」
佐枝の発言に続き、京本祐也が言いました。
「私、ハル先生が倒れた時、一緒に卒業式迎えられるか心配でした。でも、こうして今日、一緒に卒業式迎えられて嬉しかった。」
戸塚咲子がそう言いました。
「みんなありがとう。この1年間、3年5組の担任となったことは、私のこれからの人生でも大きな存在になると思います。みんなはこれからそれぞれの道に進むことになるけど、湯島中学の3年5組として過ごした1年間の思い出は、お互いずっと宝物にしていきましょうね。じゃあ、最後の挨拶をしましょう。五関くんお願いします。」
「起立!気をつけ!礼!」
「さようなら。」
ハルは去りゆく生徒たちを最後まで見送りました。そして、山田校長との約束通り、自分がこれで退職となることを、生徒たちに告げることは最後の最後までありませんでした。
「皆さん、改めてご卒業おめでとうございます。4月に私がこのクラスの担任になって、あっという間の1年間でした。大学出たばかりの新人であった上に、途中で体調を崩してしまい、本当に頼りない担任で、皆さんにはご迷惑ばかりおかけしました。」
「そんなことないよ、ハル先生。」
突然、塚田佐枝が言いました。
「私たち、ハル先生にいつも元気をもらってた。なんか、先生といると不思議と元気になれる気がしてた。」
「確かに。俺も先生の顔見たら毎日元気でいられた。」
佐枝の発言に続き、京本祐也が言いました。
「私、ハル先生が倒れた時、一緒に卒業式迎えられるか心配でした。でも、こうして今日、一緒に卒業式迎えられて嬉しかった。」
戸塚咲子がそう言いました。
「みんなありがとう。この1年間、3年5組の担任となったことは、私のこれからの人生でも大きな存在になると思います。みんなはこれからそれぞれの道に進むことになるけど、湯島中学の3年5組として過ごした1年間の思い出は、お互いずっと宝物にしていきましょうね。じゃあ、最後の挨拶をしましょう。五関くんお願いします。」
「起立!気をつけ!礼!」
「さようなら。」
ハルは去りゆく生徒たちを最後まで見送りました。そして、山田校長との約束通り、自分がこれで退職となることを、生徒たちに告げることは最後の最後までありませんでした。
