はるのかぜ
第11章 身近な所にいた味方
学校に問題行動が見つかったその夜、自分が起こした過ちと言えど、ハルの気持ちはどん底に落ちていました。晩御飯も全く喉を通りませんでした。気持ちが晴れないまま翌朝を迎え、ハルは学校へと向かいました。
朝のホームルームが終わった直後のことでした。教室を出ようとしたハルは担任の柳沢喜子先生から声をかけられました。
「ハル、昨日、大変だったんだってね。今日の放課後、先生とお話ししよう。」
柳沢先生はハルが1年の頃から面識はありましたが、今年、担任となってからは特に親しくなり、前田先生同様、ハルのことを「ハル」っと呼んでくれるようになりました。
その日の放課後、ハルは柳沢先生に連れられ、職員室横の応接室へと足を運びました。昨日の件での話とわかっていたハルは少し緊張気味で表情も硬くなっていました。その様子を察した柳沢先生はハルにやさしく語りかけます。
「大丈夫よ、ハル。私はもう怒らないから安心して。」
ハルは笑顔を見せて頷きました。
朝のホームルームが終わった直後のことでした。教室を出ようとしたハルは担任の柳沢喜子先生から声をかけられました。
「ハル、昨日、大変だったんだってね。今日の放課後、先生とお話ししよう。」
柳沢先生はハルが1年の頃から面識はありましたが、今年、担任となってからは特に親しくなり、前田先生同様、ハルのことを「ハル」っと呼んでくれるようになりました。
その日の放課後、ハルは柳沢先生に連れられ、職員室横の応接室へと足を運びました。昨日の件での話とわかっていたハルは少し緊張気味で表情も硬くなっていました。その様子を察した柳沢先生はハルにやさしく語りかけます。
「大丈夫よ、ハル。私はもう怒らないから安心して。」
ハルは笑顔を見せて頷きました。