はるのかぜ
第129章 もう一度教師へ
達也は晩御飯を食べながら引き続き今日の仕事の話をしていました。達也が食べ終わる頃を見計らい、ハルは切り出します。
「あのね、達ちゃん。今日、晩御飯の買い物に行った時、通り道に中学校があったの。外から様子見てたらね、私と同じぐらいの年頃の先生が居たの。だからね、私もまだいけるんじゃないかなって思って、数学の問題解いてみたの。」
ハルは、問題を解いた時のルーズリーフを達也に差し出します。
「改めて、数学の問題を解いてみて思ったの。もう一度、教師を目指してみようかなぁって。」
達也はハルが差し出したルーズリーフを手に取り、少し沈黙します。そして、軽く目を通した直後に言いました。
「うん、いいと思う。僕もずっと思ってた。先生だった時のハルが一番光り輝いてた。だから、ハルには何かきっかけがあれば、もう一度先生になってほしいって。」
「達ちゃん。」
「来年度は無理だろうけど、再来年度なら今からでも間に合うんじゃない?ネットで見てみようよ。」
「うん。」
2人はパソコンを開き、再来年度の採用試験の詳細を確認していきます。
「あっ!情報出てる!」
該当のページを見つけたハルが言いました。
「本当だ。出願日は来年度に入ってからだね。十分間に合うよ。」
「うん。」
そして、この日を境にハルは再び採用試験に向けての猛勉強の日々が始まったのでした。
「あのね、達ちゃん。今日、晩御飯の買い物に行った時、通り道に中学校があったの。外から様子見てたらね、私と同じぐらいの年頃の先生が居たの。だからね、私もまだいけるんじゃないかなって思って、数学の問題解いてみたの。」
ハルは、問題を解いた時のルーズリーフを達也に差し出します。
「改めて、数学の問題を解いてみて思ったの。もう一度、教師を目指してみようかなぁって。」
達也はハルが差し出したルーズリーフを手に取り、少し沈黙します。そして、軽く目を通した直後に言いました。
「うん、いいと思う。僕もずっと思ってた。先生だった時のハルが一番光り輝いてた。だから、ハルには何かきっかけがあれば、もう一度先生になってほしいって。」
「達ちゃん。」
「来年度は無理だろうけど、再来年度なら今からでも間に合うんじゃない?ネットで見てみようよ。」
「うん。」
2人はパソコンを開き、再来年度の採用試験の詳細を確認していきます。
「あっ!情報出てる!」
該当のページを見つけたハルが言いました。
「本当だ。出願日は来年度に入ってからだね。十分間に合うよ。」
「うん。」
そして、この日を境にハルは再び採用試験に向けての猛勉強の日々が始まったのでした。