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しばらく調べていると、隣の席にいたミカがハルに声をかけます。

「ねぇ、このサイト、すごく詳しく書いてるけどどう？」

「見せて、見せて。」

ハルはそう言うとミカの画面を見るために、キャスター付きの椅子ごと移動します。すると何か椅子の脚に違和感を感じ、直後にわぁーっと言う声が周りから聞こえます。数秒後、ハルは自分の肩に何か重みを感じました。さっき、違和感を感じたのは椅子の脚が、コンピューター室に置いてあった大きなスピーカーの脚に当たり、ハルを目掛けて倒れてきたのです。すぐにその様子を見ていた国分先生が助けにやって来ます。

「おいおい、お前、コンピューター室で怪我するなよ！」

国分先生の声は先程よりも語気が強くなります。そんなやりとりを見ていた教室中の生徒はみんな大笑いです。