はるのかぜ
第30章 先生もハルを頼る
翌朝、8時半、ハルたちは校内に設置されたテントに集まっていました。しばらくすると、業者のトラックがやって来て、焼きそばを焼くための鉄板や、フランクフルトをボイルするための鍋などが次々と運び出されました。
お昼時になると、ハルたちの模擬店には行列ができていました。
「はい、焼きそばあがりました!」
調理を終えたハルはそう言って、パックに詰め込む作業をしていたミカに言いました。
「ありがとう。次どんどん作ってね。」
「了解!」
ハルもミカもそして、他の生徒たちも必死の思いで作ります。
夕方、後片付けを終えた生徒たちは教室に居ました。長瀬先生が生徒たちに告げました。
「今日はみんなお疲れ様でした。お陰で、売り上げは黒字になりました。」
生徒たちから拍手と歓声が上がりました。
「みんな今日は1日大変だったと思うから、明日はゆっくり休んでくださいね。はい、じゃあ、号令お願いします。」
「起立、気をつけ、礼。」
「さようなら。」
学級委員の号令に続き、生徒たちが帰りの挨拶をしました。ハルも荷物片手に帰ろうとしたとき、長瀬先生から声をかけられました。
「ハル!昨日はありがとうね。1人1人に連絡するにはかなり時間かかりそうで困ってたの。」
「とんでもないです。私で役に立てたら何よりです。」
このときハルは、自分が学級委員よりも先生から頼りにされていることを実感し、とても嬉しく感じていました。
お昼時になると、ハルたちの模擬店には行列ができていました。
「はい、焼きそばあがりました!」
調理を終えたハルはそう言って、パックに詰め込む作業をしていたミカに言いました。
「ありがとう。次どんどん作ってね。」
「了解!」
ハルもミカもそして、他の生徒たちも必死の思いで作ります。
夕方、後片付けを終えた生徒たちは教室に居ました。長瀬先生が生徒たちに告げました。
「今日はみんなお疲れ様でした。お陰で、売り上げは黒字になりました。」
生徒たちから拍手と歓声が上がりました。
「みんな今日は1日大変だったと思うから、明日はゆっくり休んでくださいね。はい、じゃあ、号令お願いします。」
「起立、気をつけ、礼。」
「さようなら。」
学級委員の号令に続き、生徒たちが帰りの挨拶をしました。ハルも荷物片手に帰ろうとしたとき、長瀬先生から声をかけられました。
「ハル!昨日はありがとうね。1人1人に連絡するにはかなり時間かかりそうで困ってたの。」
「とんでもないです。私で役に立てたら何よりです。」
このときハルは、自分が学級委員よりも先生から頼りにされていることを実感し、とても嬉しく感じていました。