はるのかぜ
第34章 残り少ない高校生活
「そうですか。確かにハルさんの将来を決める第一歩となることなので、ハルさんもお母さんもお互いに思いはあるかと思います。しかし、先日もお話ししたように、時間に余裕がありません。」
「おっしゃる通りです。一刻も早く決めなければなりませんね。」
「私からも改めてハルさんにはお話ししたいと思います。」
「先生、ご負担をおかけして申し訳ございません。」
その日の放課後、ハルは長瀬先生に呼ばれました。
「どう?あれからお母さんとはお話しできてる?」
「いいえ、全くできていないんです。」
「そう。確かにハルにとっても、将来を決めることになる大事な進路だもんね。」
「でも、家庭の事情がどうしても避けれなくて…。」
「そうよね。一番いいのはいろんな選択肢があって、そこから選べることよね。でもハル、このまま時間が経ってしまうとハルには進学先すらなくなってしまう可能性があるのよ。高校は3月には嫌でも卒業しないといけないしね。進学先や就職先がないまま高校卒業ってことだけは先生としては避けたいと思ってるの。」
この時ハルは、改めて高校生活の残りが少なくなっていることを実感させられました。お先真っ暗な中ハルは必死の思いで自分の進路について悩んでいたのでした。
「おっしゃる通りです。一刻も早く決めなければなりませんね。」
「私からも改めてハルさんにはお話ししたいと思います。」
「先生、ご負担をおかけして申し訳ございません。」
その日の放課後、ハルは長瀬先生に呼ばれました。
「どう?あれからお母さんとはお話しできてる?」
「いいえ、全くできていないんです。」
「そう。確かにハルにとっても、将来を決めることになる大事な進路だもんね。」
「でも、家庭の事情がどうしても避けれなくて…。」
「そうよね。一番いいのはいろんな選択肢があって、そこから選べることよね。でもハル、このまま時間が経ってしまうとハルには進学先すらなくなってしまう可能性があるのよ。高校は3月には嫌でも卒業しないといけないしね。進学先や就職先がないまま高校卒業ってことだけは先生としては避けたいと思ってるの。」
この時ハルは、改めて高校生活の残りが少なくなっていることを実感させられました。お先真っ暗な中ハルは必死の思いで自分の進路について悩んでいたのでした。