はるのかぜ
第35章 これは本当に春なのか?
ハルはすぐさま、下書き用の用紙に志望動機を書きました。
その日の放課後、ハルは長瀬先生の指導の元、志望動機を書き上げる作業をしていました。
「好きな理系科目が数学と情報って書いてるけど、正直、数学と情報って文理共通の科目じゃない?理系科目ってせずに、普通に好きな科目はって表現でいいんじゃないかしら?」
「はい、わかりました。」
こんな感じに長瀬先生から指導を受け、ハルは志望動機を訂正していきます。
「うん、これで大丈夫そうね。じゃあ、後はこれを郵送すれば終わりよ。」
「はい、先生、遅くまでありがとうございました。」
ハルは無事に志望動機を書き上げ、次の日、郵送しました。
そして、数週間後のことでした。ハルは自分の部屋に居ると、ドアをノックする音が聞こえ、弥生が入ってきました。
「ハル、これ届いてたわよ。」
そう言うと弥生は封筒を差し出しました。封筒の下側には「金愛大学」と書いてあります。早速ハルは封筒を開けました。中には「合格通知書」が入っていました。ハルの進路がついに決まったのです。しかし、この時ハルは心の底から春が来たと思うことができず、複雑な気持ちでいたのでした。
その日の放課後、ハルは長瀬先生の指導の元、志望動機を書き上げる作業をしていました。
「好きな理系科目が数学と情報って書いてるけど、正直、数学と情報って文理共通の科目じゃない?理系科目ってせずに、普通に好きな科目はって表現でいいんじゃないかしら?」
「はい、わかりました。」
こんな感じに長瀬先生から指導を受け、ハルは志望動機を訂正していきます。
「うん、これで大丈夫そうね。じゃあ、後はこれを郵送すれば終わりよ。」
「はい、先生、遅くまでありがとうございました。」
ハルは無事に志望動機を書き上げ、次の日、郵送しました。
そして、数週間後のことでした。ハルは自分の部屋に居ると、ドアをノックする音が聞こえ、弥生が入ってきました。
「ハル、これ届いてたわよ。」
そう言うと弥生は封筒を差し出しました。封筒の下側には「金愛大学」と書いてあります。早速ハルは封筒を開けました。中には「合格通知書」が入っていました。ハルの進路がついに決まったのです。しかし、この時ハルは心の底から春が来たと思うことができず、複雑な気持ちでいたのでした。