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はるのかぜ

第36章 大学生活、スタート

ハルが地元民であることがわかると、その直後からハルは質問攻めです。

「ねぇねぇ、この辺りってデパートみたいなのとかってある?」

麻里が尋ねます。

「大学の近くにはないわね。下関駅の近くなら、大丸とシーモールってのがあるわよ。」

「下関駅?私、まだ行ったことないわ。」

「今度、時間合ったら行ってみない?」

「行きたい!」

「ねぇ、私も行ってもいい?北九州とは言っても、私、八幡だから、下関全然わからなくて。」

近くで聞いてた涼も加わりました。

「うん、いいよ。」

こうして、ハルの大学生活は幕を開けました。友達ができたハルは大学生活もなんとかやっていけそうな気がしてきたのでした。

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