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はるのかぜ

第43章 次のステップへ

ハルはその後も学業とサークル活動を両立させながら、大学生活を過ごしていました。今日も慎吾と一緒に練習をしていました。

「じゃあ、本日もお別れのお時間が近づいて来ましたので、ハルにエンディングナンバーを紹介していただきましょう。」

「は~い。本日のエンディングナンバーはTOKIOの宙船。こちらの曲を聞きながら私たちとはお別れになります。」

「はい、それではここまでのお相手は私、ウッチーと」

「ハルでした。」

「それではまた来週!」

「バイバイ。」

練習番組を終えた慎吾とハルがスタジオを出ると、部長の拓哉が声をかけました。

「お疲れ。大分トーク慣れてきたみたいだね。」

「はい、なんとか落ち着いてトークできるようになってきた気がします。」

「よし、じゃあ、そろそろ次のステップだ。」

「次のステップ?」

拓哉の「次のステップ」と言う言葉にハルは首を傾げます。

「今度はね、1年生同士でトークの練習をしてみよう。」

「1年同士ですか?」

「そう。達ちゃんとかえりりんとかと一緒にね。あと、ディレクター志望の吾郎ちゃんに実際にディレクターもやって貰おうかと。」

「わかりました。」

「1年同士だからサブだけじゃなくメインパーソナリティもやってもらったりするからね。でも、大丈夫。これだけしっかりできればなんとかなるよ。」

「はい。」

「とりあえず、次は達ちゃんと一緒にやってみようか。もちろん、我々も誰かブースの外で待機してるから。とりあえず、達ちゃんとなら…あっ、金曜日の4時間目の時間とかどう?」

「大丈夫です。」

「よし、じゃあそこで練習決定!達ちゃんにも連絡しておくね。」

「お願いします。」

順調にパーソナリティの練習を重ねてきたハルは、いよいよ次のステップへと進むこととなりました。

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