はるのかぜ
第44章 メインはどっち?
「ねぇ、達ちゃんって物理得意?」
「物理?特別得意って訳じゃないけど、高校の時はやってたから、今、受けてる物理ならいい復習になってる。」
「いいなぁ。私、高校は生物だったから、物理初めてで、テストが心配で。」
「僕はその真逆だね。生物すごく苦戦してる。」
「生物はね、とにかく覚えたらなんとかなるわよ。それより、今度物理のコツ教えて。」
「あぁ、いいよ。」
まさに、学生同士、よくあるあるのトークです。
「お疲れ様です!」
部室にたどり着いたハルと達也はドアを開け、慎吾の姿を確認して、挨拶をしました。
「おぉ、お疲れ。じゃあ、早速やりますか。とりあえず、ディレクターは俺がやるから、2人ともスタジオに入って。」
ハルと達也はスタジオ入りし、マイクの前に座ります。
「よし、じゃあ今日のメインはどっちにしようか?」
慎吾のその言葉にハルも達也も動揺します。2人で喋りながら部室に来たものの、どっちがメインパーソナリティをやるかという打ち合わせは一切していなかったのです。1年生同士の練習番組となれば、どちらかが必ずメインをやらなければなりません。果して、メインはハルがやるのでしょうか?それとも達也がやるのでしょうか?
「物理?特別得意って訳じゃないけど、高校の時はやってたから、今、受けてる物理ならいい復習になってる。」
「いいなぁ。私、高校は生物だったから、物理初めてで、テストが心配で。」
「僕はその真逆だね。生物すごく苦戦してる。」
「生物はね、とにかく覚えたらなんとかなるわよ。それより、今度物理のコツ教えて。」
「あぁ、いいよ。」
まさに、学生同士、よくあるあるのトークです。
「お疲れ様です!」
部室にたどり着いたハルと達也はドアを開け、慎吾の姿を確認して、挨拶をしました。
「おぉ、お疲れ。じゃあ、早速やりますか。とりあえず、ディレクターは俺がやるから、2人ともスタジオに入って。」
ハルと達也はスタジオ入りし、マイクの前に座ります。
「よし、じゃあ今日のメインはどっちにしようか?」
慎吾のその言葉にハルも達也も動揺します。2人で喋りながら部室に来たものの、どっちがメインパーソナリティをやるかという打ち合わせは一切していなかったのです。1年生同士の練習番組となれば、どちらかが必ずメインをやらなければなりません。果して、メインはハルがやるのでしょうか?それとも達也がやるのでしょうか?