はるのかぜ
第46章 ハルの相方
江梨とハルが帰った後、FM制作部の部室にはサークルを引っ張っている3年生のメンバーが全員集合していました。
「今、改編後のメンバーを決めてるんだけど、どうしようか悩んでるところがあってね。得にハルと達ちゃん。」
拓哉が話を持ち出しました。
「あの2人、何か問題あるのか?」
慎吾が拓哉の問いかけに不思議そうに返答します。
「いや、その逆。この前、ウッチーが録音してくれてた音源聴いてたら、あのコンビなかなかいい組み合わせだって思って、レギュラー番組で組ませてみるのもありかなって。」
「でも、1年同士でしょ。プレッシャー感じないかしら?」
恵美は心配そうに答えます。
「確かにそこは心配なところではある。もちろん、2人を組ませるならディレクターは3年にするつもりだけど。」
拓哉はかなり悩んでいる様子で答えます。
「ディレクターが3年ならいいんじゃない?私でよければそこの曜日担当してもいいよ。この前、2人の練習番組の録音聴いたけど、私もあの雰囲気は好きだった。」
遊は自らディレクターを引き受けると言いました。このあとも4人は慎重に改編の打ち合わせを続けました。
翌々日、部室にFM製作部員が勢揃いしました。
「今日の部会はいよいよ目前に迫った改編についてです。事前に3年で打ち合わせをしてメンバーを組んでみたので月曜から発表していこうと思います。」
拓哉はそう言うと、ホワイトボードにメンバーの名前を書き始めます。
「まず、月曜はメインがウッチー、サブはタッキー、ディレクターは吾郎ちゃん。あと、吾郎ちゃんは初のディレクターだから、フォローに櫻井先輩が入ります。火曜日はメインが俺、サブはえりりん、ディレクターは増田さん。次、水曜日。メインはハル、サブが達ちゃん、ディレクターは山下さん。」
「えっ!」
ハルは思わず声を出しました。
「いきなり、1年の名前が出てきたらビックリするよね。3年でいろいろ考えたんだけど、この前2人で組んだ練習、2人の息が合ってて、とても良かった。だから、あえて、2人を組ませるようにした。」
ハルの相方は達也に決まりました。このあともハルは落ち着かない表情で拓哉が進行する部会の話を聞いていたのでした。
「今、改編後のメンバーを決めてるんだけど、どうしようか悩んでるところがあってね。得にハルと達ちゃん。」
拓哉が話を持ち出しました。
「あの2人、何か問題あるのか?」
慎吾が拓哉の問いかけに不思議そうに返答します。
「いや、その逆。この前、ウッチーが録音してくれてた音源聴いてたら、あのコンビなかなかいい組み合わせだって思って、レギュラー番組で組ませてみるのもありかなって。」
「でも、1年同士でしょ。プレッシャー感じないかしら?」
恵美は心配そうに答えます。
「確かにそこは心配なところではある。もちろん、2人を組ませるならディレクターは3年にするつもりだけど。」
拓哉はかなり悩んでいる様子で答えます。
「ディレクターが3年ならいいんじゃない?私でよければそこの曜日担当してもいいよ。この前、2人の練習番組の録音聴いたけど、私もあの雰囲気は好きだった。」
遊は自らディレクターを引き受けると言いました。このあとも4人は慎重に改編の打ち合わせを続けました。
翌々日、部室にFM製作部員が勢揃いしました。
「今日の部会はいよいよ目前に迫った改編についてです。事前に3年で打ち合わせをしてメンバーを組んでみたので月曜から発表していこうと思います。」
拓哉はそう言うと、ホワイトボードにメンバーの名前を書き始めます。
「まず、月曜はメインがウッチー、サブはタッキー、ディレクターは吾郎ちゃん。あと、吾郎ちゃんは初のディレクターだから、フォローに櫻井先輩が入ります。火曜日はメインが俺、サブはえりりん、ディレクターは増田さん。次、水曜日。メインはハル、サブが達ちゃん、ディレクターは山下さん。」
「えっ!」
ハルは思わず声を出しました。
「いきなり、1年の名前が出てきたらビックリするよね。3年でいろいろ考えたんだけど、この前2人で組んだ練習、2人の息が合ってて、とても良かった。だから、あえて、2人を組ませるようにした。」
ハルの相方は達也に決まりました。このあともハルは落ち着かない表情で拓哉が進行する部会の話を聞いていたのでした。