テキストサイズ

瑠奈。

第5章 歓迎会

高山警部補は小泉巡査を避けていた。

なぜか無性に腹が立つ…あんなことをされながら男ばかりの署内でからかわれても無邪気な笑顔を向けている。

今日の私服のスキニーは尻がくっきりだ!男に見られたいのか!

自分の同期の志村に『瑠奈ちゃん、おっぱよう』なんて言われて胸を揉まれてもへっちゃらでむしろ喜んでるじゃないか…自分は余計なことをしたんだと思い頭をうなだれる。
…避けているのに離れたところから見てしまっている自分に気が付かなかった。


瑠奈は男にちやほやされる事が好きだった。もうとっくに自分が男好きでルックス関係なくピンからキリまで男を喰えることを自覚していた…

新しい署は内勤の女性を除いて、現場に出るのは自分だけでなおさらちやほやされ、世間的にセクハラと言われる言動も行動も場が白けないように笑顔であしらっていることで署に馴染むのも早かった。

ただ、高山警部補だけは声をかけてくれないし、自分から声をかけても事務的に淡々とやりとりするだけで、何か怒っているようなのが気になった。


すっかり馴染んだ頃に事件も落ち着いたところで、小泉瑠奈巡査の歓迎会が行われることになった。

居酒屋の2階の宴会場で開かれた有志が集まる歓迎会。
1席空席のまま会は始まった…

まだ飲み慣れない酒を次々に酌されると、体育会系の一気を強要されすぐに酔っ払い酩酊してしまう…

黒のタイトスカートのスーツに黒いストッキングを履いていたが、酔いで脚の閉じ具合の注意が散漫になり、ストッキングから透ける白いレースのTバックがチラチラと見えるのを男性達は見逃さなかった

『よーぅし!小泉瑠奈巡査!プロレスで戦うぞ〜』

志村が言い出す。

『ほらほらジャケット脱いで〜』

酩酊状態の瑠奈のジャケットを脱がすと白ブラウスと黒タイトスカート、黒ストッキングの状態にしてぐったりする瑠奈に【弓矢固め】を仕掛けるとブラウスのボタンが2、3個弾け飛び白いブラと谷間が露わになる

『いいぞー志村〜』

志村を煽る歓声が起こる。
続いて、志村はそのまま体を後ろに倒して【吊り天井固め】をかける…瑠奈のスカートは捲れ上がり、黒ストッキングと透けたTバックが丸見えに…開かれた股間部分はTバックからはみマンしているのがくっきり見えてその一部始終をスマホに撮影する者もいた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ